

今週水曜日の琉球戦に勝利して4連勝を飾ったレノファ山口FC。今節は中2日という厳しいスケジュールでガイナーレ鳥取戦に臨む。アウェイの連戦が続くのは負担にもなるが、連戦は良い流れを途切れさせないという意味では好都合だ。勝てば2位も見えるだけに、熱い応援と熱い試合で5連勝を掴み取ろう!
鳥取との前回対戦は3月1日のホーム戦だった。互いに決め手を欠いてスコアレスで90分を終え、PK戦は3-5の惜敗となった。今後のJ3リーグを見据えれば、勝点1ではなく90分での勝点3が必須になってくる。今回こそは琉球戦と同様に90分の中で勝ち切りたい。
相手の鳥取は2節前まで5連敗と苦戦を続けていたものの、前節は滋賀に3-1で逆転勝利している。ボール保持力もあるチームだが、縦のスピーディーな攻撃も実ったゲームで、3得点を自信にして今節に入ると予想される。
ただ鳥取も中2日での連戦となり、顔ぶれがどのようになるかは分からない。日程の厳しさを踏まえれば、2試合前の熊本戦も参考になるだろう。
鳥取は前節も2節前も高い位置から強度のある守備で相手にプレッシャーを掛け、優位に戦う時間を作った。2節前は0-2で敗れているが、前線の三木直土(背番号10)と星景虎(同24)がゴールに迫る動きを見せ、レノファでプレーした矢島慎也(同21)は引き続き中盤から攻守に関わっている。
特に鳥取の心臓部となってゲームを司る矢島は、今節でも大きなカギを握ることになる。シーズンを通してボランチやシャドーなどが持ち場となっており、レノファとの前回対戦では要となるボランチで出場してゲームをコントロールした。ミッドウィークの滋賀戦には出ておらず、古巣戦に全力で臨んできそうだ。

レノファが常に前向きに戦うには彼にボールを渡さないことが必要になる。ポジショニングの良さも相まってレノファにとっては掴まえにくい選手だが、彼に振り回されず6.輪笠祐士や7.三沢直人、40.成岡輝瑠などが中盤でしっかりとイニシアチブを握りたい。
もっともレノファも前節はボランチの積極的なフィニッシュワークへの関与が得点につながった。両チームのタレントがせめぎ合う中央のゾーンで、どちらが優位性を築けるか。それは試合の大きな見どころとなる。
一方でサイドの攻防ではレノファが有利に戦える可能性が高い。2節前の北九州戦では右サイドで25.藤森颯太が推進力を出して相手を上回る戦いを見せたが、そのスピードは今節も十分に効きそうだ。逆側では17.田邉光平、20.末永透瑛などがプレーする。より内側で勝負ができる彼らの動きも相手にとっては脅威になる。タイプが異なる選手たちの良さをうまく使えれば、必然的にレノファに流れが傾いてくるだろう。

厳しい日程は若手選手にとってもチャンスだ。前節は長崎から育成型期限付き移籍で加入したセンターバックの38.田所莉旺が先発出場して無失点に貢献した。その田所とポジションを競う49.峰田祐哉、去季までのいわゆる武者修行からレノファに復帰した27.水口飛呂など、さらなる飛躍を目指す若手選手たちは課題に向き合いながら長所を伸ばしている。メンバーに選ばれれば起用に応えるプレーを見せてくれるに違いない。今節に限ったものではないが、小田切道治監督の起用法も楽しみだ。
今節の会場となるAxisバードスタジアムはレノファが2015年の最終節でJ2昇格を決めた場所であり、レノファ史に鮮烈な記憶を刻んだスタジアムだ。百年構想リーグ自体に昇格は懸からないとはいえ、従前からのサポーターにとっても、十年の歳月の中で新しくレノファに声援を送るようになったサポーターにとっても、きっと「もう一度J2を目指す」という決意を新たにする時間になる。
平林輝良寛さんの劇的ゴールから月日は流れても、レノファの上を目指すという野心は不変だ。今節は勝てば順位が2位に上がる可能性もある。百年構想リーグの鳥取戦でもベクトルを前に向け、最後まで全員で粘り強く戦うスピリットをピッチの内外から見せつけよう!
今のレノファは誰が試合に出ても遜色なくできると思います。一人一人が日頃の練習から強度高くやれているというのも感じています。自分のポジションのところでは、北九州戦からゴール前でボールを触る回数が増えてきているので、試合ではあとはやはり得点を目指したいです。
鳥取は足元でつなぐサッカーをやってくると思いますが、そういう相手に対しても本当に総力戦になると思います。あとは1対1で一人一人が負けないことが大事になると思います。自分のところでも1対1ではチームのために体を張って貢献しないといけないので、そこは頑張ってやっていきます。連戦はチーム総動員で目の前の1試合1試合に勝ち、勝点を積み上げていきたいと思います。
鳥取では木内達也が大学(明治大)の後輩ですし、センターバックのヴァンイヤーデン ショーンは横浜FCで一緒にプレーしています。(ショーンは)打点が高く、ターゲットになる選手です。そういった選手に対してフリーでやらせないことはもちろんですが、セットプレーや高いボールの処理では自分も出ていき、相手にやらせないことがキーポイントになると思います。チーム全体で守り抜きたいです。セットプレーからの失点をなくすことはここ数試合の命題でもあるので、その気持ちで臨みたいと思います。
練習でやってきたことが結果につながるというのは自信になります。絶対に相手にチャンスは与えたくないですし、自分がこのチームを勝たせると強く思って取り組んでいきたいと思います。連戦は厳しいですが、良い雰囲気を続けていけるというポジティブな面があるので、流れに乗り、良い空気感の中でチーム全員で戦っていきたいと思います。
前節フォーメーション
前節ハイライト
前回対戦ハイライト
スタッツ
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