

明治安田J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンドは終盤戦に差し掛かってきた。このラウンドでレノファが積み上げられる最大の勝点は12ポイント。残念ながら1位宮崎をひっくり返すことはできないが、2位鹿児島とは4ポイント差しかなく、十分に射程圏にある。順位が上がるほど、そのあとのプレーオフラウンドでも力のある相手と対戦できるだけに、まずは目の前の試合でしっかりと結果を出し、勝点を積み上げることが重要になる。

前節の鳥取戦は4失点を喫する黒星となり、連勝は4でストップ。一矢を報いる得点を決めた3.大岩一貴は試合後、「やることを徹底できず、最初の入りで相手を押し込めなかった。この悔しさを忘れてはいけない。しっかり全員で次に向けて準備していきたい」と語り、敗戦をバネに再度の成長を誓った。
今季のレノファは敗戦からの学びを次に生かせているという良さがある。4月5日の第9節宮崎戦では相手に強度や出足で上回られて3失点したが、チームはすぐに改善を図り、翌節からは強度で勝る試合を展開した。今回も屈辱的なスコアでの敗戦となったものの、レノファイレブンは「悔しさ」を原動力に、見違えるような試合をしてくれるに違いない。
今節の相手は暫定9位のレイラック滋賀FCだ。前節熊本戦を0-2で落として4連敗となり、厳しい戦いになっているが、攻撃の狙いははっきりしており、戦術の練度が高いチームと言える。前回対戦ではレノファが2-0で勝利したとはいえ、滋賀は宮崎に1-0で競り勝つ試合をするなどJリーグへのアジャストが進む。
相手で特に鍵を握るのがセンターレーンを構成する選手たち。ボランチのロメロ フランク(背番号24)、センターバックの小野寺健也(同55)などはJリーグ経験が豊富で、強度と供給力を兼ね備える。前節は後半に入るとチームとしてプレッシングが掛けきれない時間も出てきていたが、厳しくプレッシングに行く姿勢は今節も出してくるだろう。

システムが似るミラーゲームになることが予想され、センターもサイドも球際の戦いが起こり続ける。ここでレノファが負けるわけにはいかない。前節の鳥取戦では個の局面で後れを取り、「際の部分もやってきたつもりだが、まだできていないし、自分たちのものになっていない」(小田切道治監督)とチームの現在地を再認識させられた。中3日の日程ではあるが小田切監督はその部分を強調してトレーニングに臨み、強度を出して戦える試合の再演を目指す。
とりわけ中盤の強度は肝となる。今節は6.輪笠祐士が累積警告で出場停止(今大会はイエローカード3枚が対象)のため、7.三沢直人や40.成岡輝瑠が候補となるほか、17.田邉光平、27.水口飛呂などボランチへの適性を見せる選手は多い。タフな試合にはなるが、中盤の選手にも熱い声援を送って彼らの熱闘を鼓舞していきたい。
前線は前節後半で34.古川大悟と4.中島賢星の連係からビッグチャンスが生まれたほか、11.藤岡浩介や19.山本駿亮も調子を上げてきている。前回対戦で得点を決めた28.小林成豪、前節は複数のポジションをこなした8.野寄和哉も選択肢の一つだ。小田切監督がどのようなチョイスで戦うのか、攻撃陣の選手選考も注目点となる。
レノファがJFL時代に滋賀(当時MIOびわこ滋賀)と対戦したときは、東近江市の布引グリーンスタジアムが試合会場であったが、今回はレノファが初めて乗り込む滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムで熱戦が行われる。勝てば上の順位が見えてくる試合でもあり、絶対に負けられない一戦だ。ゲームの入り方や球際勝負にこだわって試合を優位に進め、再びの勝点3を手にしよう。
個人としては全試合に出る気持ちでいますし、次の試合は開始からどんどんアグレッシブにやっていきたいと思います。滋賀との前回対戦は時期が早かったので、滋賀さんもうまくいかない時だったと思います。そのあとは勝利もしていて、良いサッカーをしていると思います。経験のある選手がいるので、そういう選手たちをしっかり抑えながら、終始圧倒するゲームをできるようにしたいです。
滋賀は奪ったあとのカウンターが速いのでフリーでやらせないようにすることは大事です。ただ、僕たちも奪ったあとのショートカウンターでゴールに行けているので、相手が得意とするところで逆にやり返せれば、自分たちのペースになると思います。そこは意識していきたいです。滋賀はロメロ フランクさんや三宅海斗選手、中村健人選手、小野寺健也選手たちと鹿児島で一緒にやっているので、会えるのはすごく楽しみです。久々に会える選手もいるので成長した姿を見せられるように頑張りたいです。
前にボールをつけて前の選手を追い越すというところでは走力も求められるので、そこにも目を向けてやっています。クロスを出す状況になった時にアシストがまだ付いていないので、良いボールを上げられるように頑張りたいです。ウイングバックとは景色も違いますが、クロスの感触は悪くないです。ダイゴくん(古川大悟選手)とも良く話をしていますし、ここに走ってほしいというようなことは日々コミュニケーションを取れています。
滋賀はどんどん最終ラインからも攻撃参加してきて、クロスに対する人数も多くなっているので、守備ではマークの受け渡し、マンツーマンの状況の対応も大事になると思います。そこでいかに跳ね返すかということと、自分たちの攻撃でも後ろからどんどん出ていくことがカギになると思います。試合ごとに課題は出てくるので、そこに目を向けてやっていき、それにプラスして、自分のストロングをいかに発揮できるかが勝負になってくるので、その準備はしっかりやっていきたいと思います。
前節フォーメーション
前節ハイライト
前回対戦ハイライト
スタッツ
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