レノファ山口FC

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PREVIEW

全力残留! いざ総力結集の今季ファイナルマッチ!

矢印を前に向け、レノファ一丸で闘っていこう!

 

今シーズンの最終戦がキックオフの時を迎える。全力を結集して勝利を目指す90分間だ。レノファ山口FCの持つ全てのエネルギーをピッチに集め、J2残留を勝ち取ろう。

 

レノファは前節、いわきFCに0-0で引き分けた。相手が特徴とするセカンドボール争いに巻き込まれたものの、ロングスローを含むセットプレーの嵐を耐え抜いて無失点。ただ攻撃では同サイドの狭いレーンで推進することが多く、45.山本桜大や55.岡庭愁人が逆側でフリーになっていてもボールを届けられなかった。ダイナミックなプレーの減少は、そのままシュートチャンスの減少にもつながり、FW陣にとってはワンチャンスの決定力にフォーカスが向いてしまう酷なゲームになった。

後方から声を掛けていた5.喜岡佳太は「守備のところでは全員で体を張れて練習の成果を出せた」としつつ、「奪ったあとに逆サイドに持って行く、オープンサイドに持って行くということをもう少しできればクロスまでつなげられたと思う。そういう選択を前半からもっとできれば良かった」と振り返った。

 

今節の相手はいわきとは特徴が異なるチームだが、大きな展開を作り出す作業こそがスコアにつながってくる。応援の声を力に、自信を持ってボールを動かしたい。

 

相手の5位RB大宮アルディージャは、前節の徳島ヴォルティス戦を1-2で落とし、J1自動昇格が消滅した。最終戦の結果次第ではプレーオフ圏外に落ちる可能性もあり、レノファと同じように高いモチベーションで臨むはずだ。

 

大宮のストロングはやはり選手個人の質の高さ。前線は外国籍選手が多いものの、前線で構えるのではなく攻守にランニングを厭わない。そんなFW陣を動かすのは中盤の小島幹敏(背番号7)や豊川雄太(同10)で、細かな連係でボックスに入ったり、ワンタッチのパスで決定機を作ったりと判断も冴える。

 

レノファがやるべきことはシンプルで、彼らにボールが入らないように積極的にプレスを掛け、自ゴールから遠いところでサッカーをすることにこだわりたい。引いてしまうと大宮の強さを際立たせてしまうだけに、前向きなプレスを愚直に続ける必要がある。

いわき戦で不完全燃焼だったダイナミックな攻撃も必要だ。前向きのプレスで奪ったあとにサッカーがトーンダウンしては勿体無い。フォーメーションの噛み合わせから27.小澤亮太や36.西堂久俊が突けるようなサイドのスペース、9.有田稜が起点となれるようなバイタルエリア(最終ラインと中盤の間)のスペースはレノファが強みを生かせるエリアだ。ここに人を動かし、ボールも動かして決定的な場面につなげたい。

 

繰り返すまでもないが、レノファがJ2残留を決めるには勝利が必須だ。その上で18位カターレ富山が引き分け以下、17位ロアッソ熊本が敗戦という条件が揃わないといけない。ただ、レノファの歴史は安泰の上に積み上がったものではなく、厳しい戦いの中で紡がれてきたものだ。

 

例えば12年前。2013年はリーグ戦(中国サッカーリーグ)でJFL昇格要件を満たせなかったが、中山元気監督が指揮を執ったレノファはもう一つの昇格ルートとなっていた全国社会人サッカー選手権大会を連戦連勝で制覇。負ければ次がないという試合の連続にレノファは堂々と立ち向かい、その成績も加味されてJFL昇格を叶えた。

 

レノファがJ3からJ2への初昇格を決めた時もそうだ。首位を好走していたレノファだったが、当時のJ3でライバルだったFC町田ゼルビアにリーグ終盤で追い上げられてしまう。最終戦(対ガイナーレ鳥取)も劣勢となり自動昇格消滅の危機に。万事休すかに思われたが、後半アディショナルタイムの土壇場でキャプテンの平林輝良寛さんがゴールをしずめ、優勝と自動昇格をもぎ取った。

 

周りからは“奇跡”と言われるようなストーリーを編み込んで、自分たちの軌跡にしてきたのがレノファ山口FCというチームだ。今年もレディースが苦難を乗り越えて昇格を成し遂げている。逆境を糧にさえして進もうとする限り、レノファはまた奇跡を軌跡にできる。

 

90分の試合ののち、維新みらいふスタジアムは夕刻のオレンジ、希望を宿す我らのオレンジに染まっているはずだ。全ての力をひとつに、思いをひとつに、今季ファイナルマッチを熱く闘っていこう。全力結集のファイナルマッチ、いざキックオフ

PICK UP PLAYER

20.河野 孝汰選手

運命の一戦に臨むレノファの至宝

みらスタを轟かす決勝点を目指す

 

J2残留が懸かる今季最終戦。22歳のキャプテン、河野孝汰は「自分たちは勝つしかない。勝つことだけを考えてやっていく」と力を込める。

 

河野は長いリハビリを経て8月2日の藤枝戦で実戦にカムバック。9月14日の千葉戦では復帰後の初ゴールを奪取した。自陣左のFKで21.チェ ヒョンチャンがロングフィードを前線に送ると、河野も絡んだボックス周辺での攻防から再びセカンドボールが胸元に入ってきた。河野は軽いタッチのトラップで足元にボールを引き込むと、躊躇なく左足一閃――。

 

「ゴール前で常に足を動かすことは意識していた。これも巡り合わせいうか、スタメンで出ると決まった時には、他の人よりも気合いが入っていた。久しぶりの先発だったし、自分がこの状況を打開してやろうと思っていた中でのゴール。勝利につながって良かった」

 

昨季の試合で大きな傷を負ったのも千葉戦だった。複雑な思いがこみ上げるゲームで、しっかりと結果を出した河野の強いメンタリティーが投影される試合になったと言えるだろう。河野は6ポイントマッチとなった11月2日の熊本戦でも自らのゴールで望みをつなぐ勝利を引き寄せる。

 

得点後に左胸のエンブレムを力強く叩く河野は、レノファのアカデミーで頭角を現し、ユースからトップチームに“飛び級”での昇格を果たしたレノファの至宝だ。未だ22歳だが、今年も亀川諒史とともにキャプテンに任命。2度の大きなケガを乗り越えた河野は、つらい顔を表に出すことなく一人で重責に向き合い続けてきた。

 

前節もキャプテンマークを左腕に巻いて先発すると、河野は相手に押し込まれる展開となる中でも守備やセカンドボールへの対応に力を注いだ。ただ、結果はスコアレスドロー。「厳しい状況でも自分たちを信じていわきまで足を運んでくれたサポーター、画面越しにも応援してくれたサポーターに勝利で恩返しをしたかった」。悔しさがこみ上げた。

 

それからわずか2日後。11月25日の非公開練習のあとに複数のテレビカメラの前に立ったキャプテンは、苦闘のいわき戦を振り払い、ラストワンゲームに頭を切り替えていた。

 

「残留争いはチーム全員、レノファに関わる全ての方にとって不本意ではあると思う。自分たちは上を目指していかないといけないクラブ。現状は残留争いになっているが、自分がお世話になってきたこのクラブを絶対に落としてはいけない。本当に一丸となって残留を掴み取るためにやっていきたい」

 

セカンドボールの勝負になったいわき戦に比べると、最終戦の大宮戦は相手ボランチの脇やディフェンスラインの背後といったスペースに活路を見いだせそうだ。良いポジショニングでボールを受ける河野にとっては強みが生かしやすい試合となる。36.西堂久俊の縦パスをゴールに結びつけた熊本戦のゴール再来にも期待が懸かる。

 

河野がレノファのU12やU15の選手としてボールを追っていた頃に、レノファは地域リーグからJ2へと駆け上がった。そして、チームが飛躍するのと同じように、河野自身も成長を続けてトップチームへ。階段は昇り続けるものだという意識は人一倍強い。そんな胸中を代弁するように、テレビカメラに囲まれた河野の背景で雷鳴が響き、白い雹(ひょう)が舞った。

 

「復帰するためにみんなが尽力してくれた。今こうやってサッカーができるのも当たり前のことではないし、幸せに感じながらやっている。ラスト1試合、まだ自分たちに挑戦権はある。他会場の結果どうこうよりも勝点3のために、緊張感のある中で試合ができることをありがたくも感じている。そこで必ず結果を出す。最後にチームを救えるゴールを必ず取るという思いで最高の準備をしていきたい」

 

勝点3を得る以外に残留の道はない。河野はまさに維新みらいふスタジアムを轟かすようなラストショットに全力を傾ける。

選手コメント

(いわき戦は)ディフェンスでの競り合い、セカンドボール、体を投げ出してゴールを守るという部分では良くできていたと思います。当たり前ですが、1対1でしっかりファイトすることは良かったです。得点を取らないと勝てないので、自分たちがどんどんとチャレンジしていくことが必要になると思います。

 

大宮は前線にタレントがたくさんいて、クオリティーが高い印象があります。ゴールに向かうプレーは多くなっていると思いますし、ゴール前に人数を掛けていますので、(レノファ守備陣の)その管理は難しくなるとは思いますが、しっかりはじかないと勝負にはならない。気持ちでも絶対に負けられないですし、ベースの部分の球際、セカンドボール、相手よりも走ること、当たり前の部分だけでも必ず自分たちが上回らないといけないです。

 

勝ちきることはみんなで追求してやってきた部分ですが、本当に今は勝たなければいけない状況ですので、大宮戦でも勝つためにみんなが思い切ってプレーできる状況にしていきたい。声援を送ってくれるみなさんの思いを形にしたいというのが自分たちの思いですし、それが勝つことです。自分たちが勝たなければ何も起こらないので、勝つことだけに集中してやっていきたいと思います。

選手コメント

(いわき戦は)自分たちの良さがあまり出せなかった試合でした。後半からダイゴくん(古川大悟選手)が入って高さの部分で上に立てて、そこで前向きにボールを持てました。いわきさんも前半からプレスに来ていたので(いわきに)その疲れが出ていた中で、自分たちがボールを持てる時にゴールを決めきりたかったですが、そこでチャンスをものにできなかったことは悔いが残る試合でした。

 

勝つしかないということはみんな分かっていると思いますし、相手に合わせるとかではなく、自分たちの良さを一人一人が出すことが勝ちへの道になると思います。リスクを負っていかないといけないと思うので、チャレンジしていきたいです。試合に出ていなかった選手も練習からすごく気合いが入っていますし、刺激にもなります。良い雰囲気で準備ができていると思います。

 

状況は苦しいですが自分たちは勝つしかない。大宮は強度が高くてボールにガツガツ来るという印象もありますし、一人一人の個が強いという印象があります。ただ、最後は勝つしかないので、ボールをつなぎながら自分たちが攻撃で良いサッカーをして主導権を握りたいと思います。山口は試合が終わったあとも温かい声を掛けてくれたりして、ファン、サポーターがすごく優しい。それがレノファのサポーターのすごいところだと感じました。そのサポーターのためにも最後は絶対に勝って残留を決めたいと思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

RB大宮アルディージャ PICK UP PLAYER

杉本健勇選手(背番号23)

流れを変える元日本代表FW

守備陣の粘り強い対応がポイント

 

元日本代表の杉本健勇は今季前半戦のほぼ全試合に先発出場し、サブに回る機会が増えた後半戦も8月9日以降の全てのリーグ戦に出場している。2節前の水戸ホーリーホック戦では首位から2ゴールを奪取してチームを勝利に導いた。いずれもコーナーキックから決めたもので、1点目はニアサイドから打点の高いヘディングシュートをしずめ、2点目は逆にファー側に位置取って右足で合わせた。

 

前節の徳島ヴォルティス戦はゴールを挙げることはできなかったが、80分には決定機を作り出した。ハーフウェー付近からアルトゥール シルバが上げたフィードに反応した杉本は、ペナルティーエリア手前にポジションを取り、冷静に胸でボールをはたいて谷内田哲平の足元に送った。谷内田のシュートはポストに嫌われたが、ポジショニングからボディーコントロールまで杉本の技術の高さを示す場面となった。

 

一人で流れを変えられる選手でもあり、レノファ守備陣は厳しいマークを続けなければならない。フィールド上で最もマッチアップするのは17.田邉光平や5.喜岡佳太などのセンターレーンの選手になるが、杉本が投入される時間帯は守備陣にもかなりの疲労が溜まっているだろう。応援の力で奮闘するレノファの選手たちにパワーを与え、杉本に仕事をさせない守備を一丸となって最後まで貫きたい。

レノファニスタ