レノファ山口FC

HOMETOWNDAY

美祢市

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PREVIEW

「強度」と「クオリティー」を発揮するホーム戦

みらスタでの2連勝を目指し、全力で戦っていこう!

 

レノファ山口FCは今節、ホームの維新みらいふスタジアムで大分トリニータと対戦する。前節は勝利まであと一歩に迫る試合ができただけに、チームは一層の上積みを求めて今週も強度の高い練習に全力を傾けてきた。目指すは勝点3だ。オレンジ色のホームゲームで最高の結果を手にしよう!

 

相手の大分は昨年に引き続いて片野坂知宏監督が指揮を取る。フォーメーションは3-4-2-1をベースに、試合途中で4バックに変更して攻守の形を変えることがある。前節の水戸ホーリーホック戦でも65分過ぎに4バック気味に変更しており、レノファ戦も両方の選択肢を持って臨んでくるだろう。

 

大分の戦い方は昨シーズンよりは少し守備的な印象を受ける。最終ライン両端のデルラン(背番号3)とペレイラ(同31)は対人守備が強く、センターバック中央の藤原優大(同34)とともに堅固なブロックを築く。レノファでプレーした香川勇気(同2)もピッチに立てば堅牢な守備の一員となる。両ウイングバックも下がってくるため、守備時は5-4-1に近い厚みのあるフォーメーションで相手のシュートチャンスを摘んでいる。

 

一方で前線には個の力で決定機を作り出せるタレントがいて、レノファの守備陣が名前を挙げて警戒を強める。特に清武弘嗣(背番号28)と下関市出身の野村直輝(同10)はキーマンだ。大分は前線にシンプルにロングフィードを当てることもあれば、自陣からしっかりとビルドアップして相手陣に入ることもあるが、いずれにしてもレノファは彼らがボールに触れる回数を減らすようにしたい。

 

レノファが主導権を握るために大事になってくるのがプレスの掛け方や強度だ。レノファは前節のRB大宮アルディージャ戦で強度高く戦い、前半を無失点で終えた。9.有田稜や34.古川大悟が相手の動きを限定し、後ろではキャプテン18.亀川諒史のハードワークが光った。誰一人サボらない高強度の守備を今節も続けられれば、無失点の時間は増やせるだろう。

攻撃では重心が低い相手のブロックを崩さないといけない。最も手っ取り早い手段はボールを奪ったあとのカウンターになるが、相手に引かれたとしても、今年のレノファが得意とするクオリティーの高いサイド攻撃は十分に決定機を作れるだろう。とりわけ相手3バックの脇は攻略のポイントになり、8.野寄和哉や11.横山塁のスプリントが物を言う試合になる。

それにハイプレッシングと相手の懐に潜り込むようなドリブルでは古巣対戦となる28.小林成豪にも期待が懸かる。2節前の北海道コンサドーレ札幌戦では左サイドから背後を突いてクロスを送り、8.野寄和哉のゴールをアシストした。小林は開幕からの4試合全てに出場しており、今節も相手ウイングバックの後方などのスペースを生かすプレーに注目だ。

残念ながら今週末も快晴とはいきそうにない。

しかし、今年のレノファは天候に関わらず勝点を得られるタフさが身についてきており、試合の行く末を過度に心配する必要はない。

今節は16日午後2時キックオフ。

空が泣かないことを心の底から祈りつつ、90分のタフな戦いののちには、曇り空を晴らす歓喜の笑顔に満ちていることだろう。いざ、全力で勝利へ!

ホーム戦での2連勝となる勝点3を掴み取ろう!

 

PICK UP

9.有田稜

存在感が際立つ新加入のストライカー

悔しさをバネに

好敵手と対戦の大分戦 ゴールに意欲!

9番を付ける有田稜の活躍が目に留まるようになってきた。前節は自陣からのフィードを敵陣左で収め、タイミングよく34.古川大悟に供給。その流れから11.横山塁が先制点を決めた。バウンドする難しいボールを相手よりも先に身体を入れて制した有田は「あの場面で仕事ができなかったら本当に意味がない。最低限のことはやれたと思う」と話す。ただ、自分自身のプレーには「満足していない」と続ける。

 

「点を取ること以外は最低限やれていると思うが、満足はしていない。あとは本当にゴールが欲しい。4試合目で大宮とやれたのは良かったが、ここからまた意識を上げて全員で取り組んでいかないといけない」

 

2022年にいわきFC(当時J3)で17得点を挙げ、得点王のタイトルとともに鮮烈なJリーグデビューを飾った。チームをJ2昇格に導く原動力となり、23年もJ2で活躍する。モンテディオ山形に移籍したのち、昨季後半戦は鹿児島ユナイテッドFCでプレー。今年は山形からの期限付き移籍でレノファに加入した。

 

185cm、77kgの恵まれた体躯と9番を背負うに相応しいシュートセンスは、ゴール前をうってつけの仕事場に変えてくれる。だからこそ、こだわるのは「結果」だ。有田は複数の得点パターンを思い描き、「クロスからの得点、押し込んでからのセットプレーやロングスローからも狙っている。カウンターも信じて走り込めている」と話す。

 

チームに視点を移すと、開幕からの4試合でJ1経験のあるチームと渡り合い、勝点4を得た。その中で有田は「共通認識を持ってやれている」という守備で相手をしっかりと限定。攻めに転じれば上述の通り決定機を作り出した。

 

「開幕戦でつまずいたのは大きなことだった。そこからの3試合で強い相手と試合して勝点4を拾えたのはポジティブに捉えられるが、満足することなく、悔しいで終わるのでもなく、みんなが相手を食ってやろうという気持ちでいると思う。どの試合も勝てない相手ではなかった。やれたことは多くあったので自信を持ってやっていきたい」

 

今節は大分トリニータをホームに迎える。「相手は守備が堅いイメージがあるが、引かれてもこじ開けていくことが大事になる。突き詰めてやっていきたい」と得点に意欲を燃やすとともに、相手の最前線にボールが渡らないような守備にも注意を傾ける。そこにいるのが、かつての戦友であり、好敵手だからだ。

 

大分の最前線にいる有馬幸太郎はいわきで一緒にプレーし、2022年は有馬も8得点を挙げたほか、23年もポジションを競った。今は別々のユニフォームを着るが、ともに背番号9を付け、チーム浮揚のカギを握る。

 

「仲も良かったし、良い意味でライバル意識をしていた。あいつが点を決めたら悔しかったけれど、良い競争ができていた。今でも連絡を取り合う仲で、すごく対戦を楽しみにしている。ただ、自分たちも負けられない試合。絶対に勝ちたい」

 

ライバルを前にする今節はレノファでの初ゴールを懸けた試合となる。ホーム戦には力強い味方となる家族も応援に駆けつけるという。「あとはゴール。今まで以上にアグレッシブにプレーしたい」。ここからはホーム戦が続く。サポーターも詰めかける最高の舞台で、オレンジのネットを揺らしてみせる。

選手コメント

前線からのプレッシングがあることで後ろが助かっている部分もありますし、みんなが走る部分でもしっかり走れています。キーパーを含めて全員がハードワークしているからこそ、力のあるチームにも戦えていると思います。前節も前半は失点なく行こうとやって無失点でした。ただ、得点を取ったあとに耐えられれば良かったですが、試合運びのところでうまくできていないところがあるので、センターバックで声を出しながらやっていきたいと思います。

 

セットプレーで失点しているところは練習で確認しながらやっていかないといけないです。最後は本当に身体を張るということも忠実にやっていければ防げる失点もあるので、そういうところもやっていきたいです。

 

大分はしっかり3バックで守ってきますが、引いた相手をどう崩すかは大事になってくると思います。開幕戦の甲府戦も相手に引かれて得点ができなかったので、そこは乗り越えないといけない壁。無失点に抑えて、そこから得点も取って勝点3につなげたいです。雨になっても今年は札幌戦での経験があります。自分たちがするべきことは監督も提示してくれるので、やるべきことをやって戦っていきたいと思います。

選手コメント

大宮戦で試合に出たのは勝ち越されたあとだったので、追いつくことと、点を取りに行ってさらに失点を食らわないようにすることは指示としてありました。その中でシュートも打てました。うまくターンできた分、もう一つ前に運んでも良かったのかなとも思いますが、自分のところで受けて失ってしまったところもあったので、次につなげて頑張りたいと思います。

 

落とすゲームを引き分けに、引き分けのゲームを勝ちに持っていかないといけないので、そのためには全体的に個人としてもチームとしても積み上げて、レベルアップしていかないといけないと思います。得点を取ったあとの部分はミーティングでも話は出ていますが、良い時間帯に取れたあとの5分、10分というのはもう少しはっきりと、相手の背後に対して矢印を向けても良かったのかなと思います。

 

大分戦は相手が引いてブロックを作ってくるかもしれないですが、引かれた中でもアクションを起こして相手を動かさないといけないです。相手をちょっとでも動かせて、1メートル、2メートルでもスペースが開ければパスを差し込めてゴール前まで持っていけると思います。そういうところはみんなで同じ絵を描いていくことが大事になると思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

大分トリニータ PICK UP PLAYER

野村直輝選手(背番号10)

下関出身の攻撃の要

試合のテンポアップに要警戒!

 

大分トリニータの10番を背負い続ける野村直輝は中学生年代まで下関市のセイザンFC(現・レノファ山口ウェストFC U-12、同U-15)で育ち、下関中央工高、日本経済大を経て2014年に横浜FCでプロデビューした。プロ初年でリーグ戦18試合に出場して3ゴールを挙げると、翌年以降もチャンスをものにし続け、2024年まで11シーズン連続で得点をマークしている。ドリブルや鮮やかなフリーキックも持ち味だ。

 

今シーズンは第2節以降の全試合で途中出場している。いずれも後半15分頃からの出場で、前節の水戸ホーリーホック戦では相手のマークを避ける絶妙なポジショニングやボールキープで自チームに流れを呼び戻した。相手守備陣にとってピッチを自在に動いてリズムを作り出す野村への対応は簡単ではなく、判断を誤れば攻撃のテンポアップを許してしまう。

 

もちろん野村だけではなく、先発出場が想定される清武弘嗣(背番号28)にも警戒が必要になる。清武は2008年に大分でデビューし、10年からはセレッソ大阪で活躍してきた。今年は清武がキャプテン、野村が副キャプテンの一人に任命されており、名実ともにチームの要。レノファが大分を無失点に抑えるには、どこにでも顔を出して味方を生かしたり、自分で仕掛けたりする彼らに振り回されず、最後をやらせない守備を徹底する必要がありそうだ。

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