レノファ山口FC

  • dmd
  • dmd

PREVIEW

中2日で迎える6位磐田とのアウェイゲーム

目指すは勝利のみ! 総力戦でタフな試合を勝ち切ろう

 

レノファ山口FCは今節、中2日のタイトスケジュールで6位ジュビロ磐田戦と対戦する。苦境脱出を目指す試合だ。あと一歩がこれほど遠く感じることもないが、勝利は手の届く場所にある。レノファが一つになった総力戦でタフな連戦を乗り越え、勝点を積み上げていこう!

 

相手の磐田はレノファよりも一日長い中3日で試合を迎える。前節もホーム戦だったこともあり、コンディション面では相手のほうが多少なりとも有利だ。しかし、レノファは連戦でJリーグYBCルヴァンカップも勝ち上がってきており、連戦が難しい試合を強いるということもないだろう。

磐田を指揮するのは昨シーズンまで横浜F・マリノスでコーチや監督をしてきたジョン ハッチンソン氏で、攻撃的なサッカースタイルで知られる。レノファは昨年の天皇杯準々決勝でハッチンソン監督率いる横浜FMと対戦しており、実際にその流れるような攻撃を体感した。

 

その積極性のある攻撃は磐田でも健在だ。前節の大分トリニータ戦を0-3で落として2連敗を喫しているが、巧みなボール回しからポケットと呼ばれるペナルティーエリアの両端を取ったり、クロスボールからシュートに持ち込んだりする攻撃は質が高い。ビルドアップでのロストは少なく、主導権を握る時間が長いのも特長と言えるだろう。

 

連戦のためメンバーの入れ替えはあると考えられるが、前線で起点となるマテウス ペイショット(背番号11)は190cmの長身で、トップ下や前線でプレーする佐藤凌我(同20)は連係の中からチャンスを作り出す。そうしたタレントを生かすのが2枚のボランチ。ボールをさばいて前にも出ていける中村駿(同25)を軸に、相手に応じて相棒の組み合わせを変えているとみられ、金子大毅(同6)や昨季をレノファでプレーした相田勇樹が出場すれば中盤でのプレス強度が上がると予想される。

 

レノファとしては前線に仕事をさせないためにも、球際のバトルが続くことになるミドルゾーンでのプレス強度を保ち続けたい。前節は運動量が落ちてくる時間帯でプレッシングやプレスバックが遅れ、レノファのディフェンシブサード(守備側の3分の1のエリア)に簡単に入られてしまった。5つの交代枠も効果的に使いながら、今節こそは運動量を保てるようにしたい。

そして、今のレノファで最も重要になるのが2点以上のリードを取れる攻撃だ。前節は前に出てくる相手の背後を取って11.横山塁や45.山本桜大が仕掛けたほか、38.末永透瑛のサイドから中央への進出もスムーズに行えた。1得点だったのは悔やまれるがチャンスは作れている。

 

今節は相手のフォーメーションが過去2試合とは異なる4-2-1-3となるが、今治戦での攻撃は応用できる。相手のボランチ脇のスペースや相手サイドバックを引き出した背後を狙い続けるなど、相手の嫌がるプレーを続けることで試合のリズムを生み出せるだろう。サイドで優位を築いたあとのクロスはレノファにとっても得点源となる。臆せずに挑みたい。

中2日の連戦は試合に飢えた選手には大きなチャンスだ。もちろん前節に出場した選手も、同じ過ちを繰り返すまいと熱が入り、キャプテンの18.亀川諒史は「勝ちたいという気持ちのぶつかり合いになる。全員で勝点3を取りたい」と意気込む。タイトスケジュールだからこそ前向きに戦い、前進していこう! 一丸となって戦えれば、待望の勝点3に手が届く試合にできるはずだ。

選手コメント

前節は残り15分のところでみんなのやりたいことがバラバラになったということはないです。ただ、少しの迷いが、みんなの意思をずらしてしまう可能性はなきにしもあらずなので、いまどういう戦いをするのかをはっきりと意思疎通してやりきることが大事だと思います。

 

連戦ですがもちろん勝点を積み重ねないといけないです。引き分けも多いので、勝ち切ることにこだわっていきたいです。ここまでいろいろなゲームが出てきていて、逆転をする試合もあれば、追いつかれる試合もあって、1試合ですがクリーンシートで終われた試合もあります。そういうことも忘れずに、磐田という歴史がある強いチームにどれだけ前向きに戦い続けて、勝ちを持って帰れるかが大事だと思います。

 

相手も連戦なので、ここは本当に気持ちの勝負になると思います。僕たちは監督、スタッフ、サポーターを信じていますし、もちろん自分自身もチームメイト全員を信じています。連戦にはコンディションが良い選手が行くことになると思います。僕は誰よりも勝ちたいという気持ちを前面に出し、120パーセントで取り組めていると思いますが、いつ出番が来ても試合に出られるように準備するということはシーズンを通してやってきています。この連戦もそこはブレずに自信を持って戦える準備をしていきます。

選手コメント

ここ4試合くらい勝点を落としてしまっているゲームが続いている中で、解決策がすぐに見つかればこれほど苦しむことはないと思いますが、みんなでいろいろなことを乗り越えながらやっていくしかないです。相手があるスポーツなので、自分たちがいくら良いパフォーマンスができていても、1本のスーパーゴールで試合の流れを持っていかれてしまう。ただ歯が立たないわけでもないので、あと何が必要かといえばやはり勝点3。全員でもがき続けて勝点3を取れるように、結果を目指してやっていきたいと思います。

 

今治戦の失点の場面を作られるまでの過程だったり、最後のシュートを寄せることだったりは自分たちができたことなので、そこには目を向けたいと思いますが、何かを大きく変えないといけないという内容ではなかったと思います。良さん(志垣良監督)が提示するものに選手は100パーセントで向き合っていますし、選手もそれが間違っているとは思っていません。認識は一致できているので、本当に自分たちが積み上げてきているものを貫いてやっていければ、勝てる時は間違いなくやってくる。自分たちはまだまだ上に行けると考えてやっていきたいと思います。

 

連戦ということで磐田戦に向けた練習を組める時間が短くなることは、このスケジュールが決まった時から分かっていたことです。自分たちがやってきたもの、プレスのところ、攻撃のところをもう一度整理してやっていければと思います。相手も2連敗していてなんとしても勝ちたいという気持ちで臨むと思いますが、自分たちもこの状況なので、勝ちたいという思いのぶつかり合いになる。勝ちたいという気持ちを前面に出して戦っていきたいと思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

INFORMATION