

夏休み期間のラストマッチがアウェイでの水戸ホーリーホック戦となった。今週末もパブリックビューイングが各地で開催予定で、熱い声援を送って熱い夏のファイナルを勝利で締めくくろう。
対戦相手の水戸は5月からほとんど負け試合がなく、リーグ戦8連勝などで6月には首位に立った。そのまま調子を落とすことなく順位をキープし、前節を終えた段階で2位千葉に勝点4差を付けて順位表のトップに位置する。
キーマンとなっているのが12得点を挙げている渡邉新太(背番号7)で、タイミングよく背後に出たり、ボールを収めて起点になったりと縦横無尽に動く。レノファとの前回対戦でもペナルティーエリア内で縦パスを引き出して先制点を決めている。ただ、レノファは前節、長崎の外国籍選手たちを終盤まで抑えており、水戸のターゲットになる選手にも自信を持って厳しい守備を続けたい。
その渡邉を抑える上でもポイントになるのが水戸のフォーメーションだ。基本は4-4-2で、渡邉と奥田晃也(同44)の2トップという形を採るが、前節の鳥栖戦は後ろを3バックや5バックにし、前線は渡邉の1トップ気味にする対応が見られた。相手の形に合わせた“鳥栖対策”の側面があったと考えられるが、今節はセンターバックの鷹啄トラビスが出場停止ということもあり、採用するシステムが変化する可能性がある。
仮に水戸が3バックにすればレノファのフォーメーションとほぼ同じになる。1対1の局面が増えるが、3バックの脇を49.峰田祐哉、55.岡庭愁人、あるいは8.野寄和哉などが攻略して攻撃の起点を作れるかもしれない。4-4-2であればFW陣のアクションがより重要になる。ボールを呼び込めている9.有田稜や20.河野孝汰、フィジカル面で相手を上回る98.アレフ フィルミーノを生かしてペナルティーエリアの中で勝負したい。
今節は31.草野侑己が契約の関係で出場できないものの、FW陣がゴールに迫る回数は増やさないといけない。相手の守備陣形に読めない部分はあるが、8月28日に26歳になったばかりの9.有田稜は次のように意気込みを語り、誰と組んでもゴールを目指す考えを示した。

「水戸への苦手意識はないです。強度の部分でも自分たちは負けてはいけないと思うので、勝点3を持ち帰りたいです。前から行くということは変えたくないですし、相方が誰であろうとも、先にスコアを動かすということにフォーカスして頑張っていきたいです」
いわゆる「リバウンドメンタリティー」も大事な試合だ。レノファは前節はラストワンプレーで失点して勝点を逃したが、水戸も鳥栖に復帰した酒井宣福に同点ゴールを決められ、土壇場で勝点2を失った。両チームともに最後の失点が手痛く、昇格や残留という目下の目標に向けて足踏みをすることになった。悔しい失点劇からのメンタル面の回復も重要になる。
中山元気監督は「長崎戦はどのように勝つかというイメージを持ちながら戦えていた中でしたので、余計に悔しい部分はある」と振り返った上で、オフ明けの練習から戦術面を細かく植え付けたり、先頭に立って声を出したりして、チームを奮い立たせた。

「こういう状況でも自信を持ってプレーできるかどうか。終わった結果を引きずるのではなく、跳ね返す力が大事になる。水戸戦も勝てるという思いでゲームを迎えられるようにしていきたい。水戸は結果を出すことによってより自信を持ってプレーをしているということが映像からも伝わってくる。そこに勝つにはそれ以上のプレーをしないといけないので、一丸となって前向きにやっていきたい」
前節の試合でできていた良い守備を今節につなげつつ、相手を見ながら隙を突いていきたい試合だ。相手の攻撃を受ける時間も出てくると思われるが、長崎戦でJリーグ通算200試合出場を達成した5.喜岡佳太や古巣対戦となる4.松田佳大を中心にしっかりと守り、そこからのカウンターやFW陣を活かす攻撃でゴールに迫れば、勝機は必ず訪れる!
水戸との対戦成績は7勝5分7敗の五分。首位チームとの対戦から勝点3を呼び込めれば、チームは自分たちがやっているサッカーに自信を深められる。いざ、勝負の8月最終戦。全員の力を結集して戦い、最高の形で秋の巻き返しにつなげていこう!

FWで入った状況では前線で収めるプレーというのは見せていきたいと思いますし、2トップのお互いの関係性を見て、お互いに良いところを活かすようにすることはやっています。その感覚は悪くないです。その中でもっと強度を出し、途中出場した時にはゲームチェンジャーになるというか、チームの勢いを出さないといけないです。
フィル(アレフ フィルミーノ選手)は背負えるので、そこに対してサポートする選手だったり、湧き上がってきてもっと押し上げる選手が出てこないと、5-4-1にしたときに守ったまま押し込まれる時間が続いてしまう。孤立させるのではなくて、良さを生かしながら、良いサポートはしたいと思います。押し込まれる時間が続くときつくなるので、前線で時間を使って相手陣地に入っていくことは長崎戦の終盤ももっとできたと思います。
勝ちに持っていけなかった感覚のほうが強いですし、流れを変えられなかった責任は強く感じています。まずは一勝しないといけないです。勝つことの難しさを痛いほど感じているシーズンですが、長崎にやれていた部分も多かったと思うので、水戸戦は90分間集中力を切らさずに、自分たちのやることをどれだけ体現できるか。FWだとどれだけ相手のライン間や背後で受けられるか、自分たちのサッカーをどれだけ突き詰めてやれるか、そこが重要になってくると思います。
長崎戦は、相手がやり方を想定よりも変えてきていた部分もありましたが、そこで自分たちが別に慌てることはなく、ある程度、相手を引き込んだ中でのカウンターもできました。相手のウイングバックに入れ替わられてしまったらブロックが崩れてしまうので、入れ替わられないことと組織としてボールを奪うことは意識していて、そこはある程度はできたと思います。
ウイングバックだと守備のところの安定性もそうですが、自分はこのポジションの中では高さもあるので、攻撃では高さを生かして中に入ってチャンスを作ること、決めることも求められていると思います。それをするための運動量も出すことは常に意識しています。中のカズヤくん(野寄和哉選手)は機転を利かせてくれますし、大学(大阪体育大)からも長くやっているので、お互いにやりたいことは分かっています。何も言わずとも良い関係でやれると思います。
結果は付いてきていないですが、やろうとしていることができている部分があるので、そこを信じてやっていくだけです。今度は水戸戦ですが結果だけにこだわり、勝って流れに乗っていきたいと思います。絶対に勝ってファン・サポーターの方に少しでも喜んでいただき、残留を目指して勢いを付けられる一戦にしていきたいと思います。
前節フォーメーション
前節ハイライト
前回対戦ハイライト
スタッツ
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