

レノファ山口FCは今節、NDソフトスタジアム山形でモンテディオ山形と対戦する。J2残留に向けては残り8試合で勝点差8を縮める必要があり、今週も絶対に負けられない一戦だ。
対戦相手の山形は6月下旬から横内昭展監督が指揮を執る。ボールポゼッションを基本にするスタイルは不変ながらも、細かな戦術や選手起用は変化があり、下関開催だった前回対戦とは異なる試合内容になりそうだ。

フォーメーションは4-2-1-3がベースとなっており、ボランチに田中渉(背番号21)、サイドバックに川井歩(同15)が入る可能性がある。いずれもレノファでプレーした選手たちで、山形でも出場機会を得ている。田中は前節の仙台戦で自陣から鋭い縦パスを差し込み、氣田亮真(同10)が挙げる先制点の流れを作り出した。パス技術が高く、鹿児島で一緒にプレーした36.西堂久俊は「正確に通せる能力がある。警戒しないといけない」と引き締める。
田中のパスの受け手になるのが、高い位置を取る川井だったり、ピッチの内側でボールを捌く氣田や國分伸太郎(同25)だったりする。彼らはアンカー脇のスペースを使おうとするはずで、レノファはアンカーでプレーする選手と4.松田佳大、76.磯谷駿の左右センターバックの出足が無失点のカギを握る。最前線のディサロ 燦シルヴァーノ(同90)にも気をつけないといけないが、山形の攻撃を中継する選手たちの動きを確実に制限することがより重要になる。
もっとも守備に追われてばかりの試合にはならないだろう。山形は前節の仙台戦で先制点を守りきれず、後半は立て続けに3失点。仙台は山形のポゼッション戦略をカウンター攻撃でひっくり返すと、同点として以降は守備の隙を突き続けた。やはりレノファも相手にしっかりとプレスを掛けてボールを奪い、ショートカウンターでチャンスシーンを作るというのが攻撃の第一歩になりそうだ。

また、大分戦では攻撃陣が前線に張りすぎたり、8.野寄和哉や45.山本桜大が相手の厳しいマークに遭ったりして攻撃が単調になった。野寄は「前線4枚は点を取りたいという気持ちでゴール前に行っていたが、ボランチからFWにつなげていくリンクマンが欠けていた。もっとつなぐ役割ができれば違う形ができていたと思う」と振り返り、練習でも意欲的にボールに関わって修正を急ぐ。
前線は9.有田稜が山形からの期限付き移籍のために試合出場できないため、先発メンバーの変更は確定している。その中でもボールをつなげられるのは野寄の良さでもあり、大分戦の反省を生かし、点と点を線でつなげていく攻撃にも大いに期待したい。
注意点は山形のDF城和隼颯が累積警告で出場できず、GKも前節は試合中にトーマス ヒュワード ベル(背番号1)が交代するトラブルがあり、メンバー面で読めない部分があること。狙い通りにプレスが掛からない場合の次善策も必要になり、試合中のピッチ内外での判断も重要になる。
前節の悔しい敗戦で、J2残留に向けて一つも負けられない状況になってきた。残り試合数と詰められる勝点差がリンクするという通説に照らし合わせれば、まさに今は崖っぷち。それでも今季後半戦は上位から勝点を得たり、内容面で上回る試合が増えてきているのも厳然たる事実だ。やるべきサッカーに自信を深め、山形にもレノファらしく前向きに挑んでいこう。熱いサッカーでの勝利へ、今節もレノファ一丸で戦い続けよう。

大分戦は何もできない試合になり、悔しい試合でした。先制点を取られた中で相手が引いてきて、攻撃がうまく行かない状況でした。ロングボールだけでなくて、相手コートの中で攻撃をするようなところが出せれば良かったです。
山形は僕がいたときとは全く違うチームになっていて分からないこともありますが、前期に対戦したときはグラウンドコンディションもあってあまりつないでこなかったです。後ろからつないでくるとしたら、前線からの守備で山形のサッカーをさせないことと、そこで自分たちのサッカーに持ち込むことが大事になると思います。
プレスは行くところと行かないところがはっきりとできるように、しっかり声を掛け合ってやっていきたいです。相手は4バックでフォーメーションのズレが出てくるので、しっかり空いているところを探し、スペースもあると思うので、相手コートでプレーができるようにしたいです。山形のスタジアムもお客さんが多く入るし、雰囲気が良いので好きなスタジアムです。そこでの試合に出られれば必ず勝利に貢献できるような活躍をしていきたいです。
(大分戦は)何度か仕掛ける形がありました。それは僕の特徴でもあるし、チームに勢いを与え、相手に脅威を与えるものにもなると思います。そういう姿勢は多少はチームにもたらせたと思いますが、最後の質の部分は明確に課題として出たと思っています。ピッチの中で感じるもの、見えてくるものを、短いスパンでどんどん改善していかないといけないですし、良いボールを供給すれば合わせてくれる選手がいるので、改めてクオリティーの部分を出していきたいです。
山形はボールを大事にするチームなので、そこで自分たちが焦れないこと。自分たちから崩れてしまうと相手の思うつぼなので、粘り強くやらないといけないです。相手が大事にしてくる分、奪ったあとがチャンスにもなるので、チーム全員で(切り替えの)意識を持ち、ショートカウンターで出ていく部分もやれれば相手を飲み込むことはできると思います。
田中渉と野嶽寛也は去年も一緒にやっていた選手で、みんな同い年で仲が良いので対戦は楽しみです。ただ、渉は本当に守る側にとって嫌な位置にいて、嫌なパスを出してきます。この前の仙台戦もそういうプレーをしていたので警戒しないといけない。正確に通せる能力があるので、顔を上げた時はより警戒が必要になると思いますし、僕から周りにも伝えて対応していきたいです。
前節フォーメーション
前節ハイライト
前回対戦ハイライト
スタッツ
INFORMATION
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