レノファ山口FC

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岩国市

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PREVIEW

プライドを懸けた全力勝負のホーム戦

強度の高いフットボールで残留の道を切り開け!

 

昼の日差しは未だ夏を思わせるが、木陰に入れば涼風が頬を撫でる季節となった。いよいよ10月。ナイトゲームの時期が過ぎ去り、ここからは昼間の開催に移る。我らがレノファ山口FCに残された今季の試合は今節を含めてあと7つ。J2残留へは全てが一発勝負の決勝戦のような戦いを制しないといけないが、維新のスピリットに不可能はない。今節も全力を注いで勝点3を呼び込もう。

 

午後2時キックオフの試合には、前回対戦で悔しいドローゲームを喫した7位サガン鳥栖を迎える。ボール保持力のあるチームではあるものの、前線にはどのような形からも得点を狙える選手が揃っており、隙を見せるとゴールに迫られてしまう。レノファには常に集中した守備が求められる。

 

とりわけ前線が波に乗っており、18歳の新川志音(背番号47)は直近4試合で4ゴールを挙げてチームを引っ張る。2節前の熊本戦では後半の途中からピッチに入り、左サイドでスローインのボールを回収すると、ドリブルで相手をひらりと交わして右サイドネットにゴールイン。さらに自らの仕掛けで獲得したPKを右隅にしずめ、チームに勝利をもたらした。

 

2トップの西川潤(同11)は3試合連続ゴール中、4年ぶりに鳥栖でプレーする酒井宣福(同10)も直近5試合で2得点と嗅覚を研ぎ澄ます。レノファ守備陣がそうしたタレントに警戒するのはもちろんだが、やはりシュートゾーンまでボールを運ばせないことが重要になる。

 

ポイントになるのが左右のウイングバックの攻防だ。鳥栖は左サイドで新井晴樹(同7)、右サイドでは長澤シヴァタファリ(同5)の出場が有力視される。対峙するレノファは55.岡庭愁人が長澤とのマッチアップとなり、186cmの長身を生かして攻め上がる長澤に対して岡庭がクレバーな守備で対応する。逆側では27.小澤亮太、36.西堂久俊などがスピードのある新井に向き合う。ここの1対1を制すれば、一転してレノファにもチャンスが訪れそうだ。

「サイドの1対1の局面で相手をはがせれば大きなズレを生める。本当にウイングバック同士の走り合いや攻防がカギ。走り負ければ不利になるが、走り勝てたり、はがせたりできれば、相手は崩れる。お互いにとってキーになる戦いになる」

 

そう話すのは西堂だ。今週のトレーニングではひときわ球際に厳しく戦う姿勢を見せており、小澤、岡庭などとともにウイングバック対決に並々ならぬ覚悟で臨む。

 

特に相手は3バックのチームのため、ウイングバックのバトルを制してボールを前に進められれば、3バックの脇からクロスを送ったり、味方と連係してペナルティーエリア両脇のスイートスポットを攻略したりできる。レノファの前線もクロスボールにタイミング良く合わせる9.有田稜、背後に勇気を持って飛び出せる20.河野孝汰などフィニッシュシーンを作るタレントは豊富。サイドで優位に立つことをきっかけにして、攻撃の選択肢を増やしていきたい。

シーズンは残り7試合。レノファは降格圏脱出を目指す戦いを続けていくが、相手の鳥栖もJ1昇格圏に向けては負けられない一戦となる。ただ、互いに失点も目立っており、立ち上がりはリスクを取らずに試合を進めそうだ。見応えのあるバチバチとした攻防が見られるのは15分くらいを過ぎてからかもしれない。このあたりから試合が実際に動き出す。サイドを中心に起きる強度の高いサッカーは必見だ!

 

今節は我らが維新みらいふスタジアムでのホームゲーム。体を張った守備を誓うディフェンス陣のファイト、「今度こそは試合を決めるゴールにしたい」(野寄)と意気込む攻撃陣の熱いプレーに今節も大きな声援を送り、ホームスタジアムでJ2残留の道を切り開く勝利を手にしよう!

PICK UP PLAYER

8.野寄和哉選手

ハイプレスを仕掛ける前線の要

今日こそは勝利のゴールへ!

 

1週間前のモンテディオ山形戦。前半終了間際に敵陣中央でフリーキックのチャンスを獲得すると、ボールを置いた8.野寄和哉はしばしの黙考を経て、右脚を振った。回転の掛かったボールは閃光一線、壁を越え、ゴールキーパーの手さえも届かない右奥のネットへと吸い込まれた。圧巻のゴールシーンだった。

 

「前日のフリーキック練習で決めていて感触が良かった。学生時代もあの位置で決めていたので自信はあったが、(レノファに来てからは)初めて打った。オータ(山本桜大)もキックを持っているが、前日の練習で自分が決めていたので『蹴らせてくれ』と言って、蹴らせてもらった。狙い通りのコースだった」

 

主導権を握る中での先制点で、チームもいっそう活気づいたが、後半は一転して劣勢に。「あれが勝ちにつながっていれば…」。今週のトレーニング後に報道陣の取材を受けた野寄は悔しさにじませ、「残留に向けて勝点3が必要。次こそは勝負を決める1点にしたい」と強く意気込んだ。

 

野寄は今年、プロ3年目のシーズンを戦っている。指揮官が代わる中でもメンバーに選ばれ、左右のサイドハーフやウイングバック、場合によっては中盤の底も任せられるマルチプレーヤーとして、その才能を生かしてきた。現在は2枚あるシャドーの一角を担う。攻守両方に直接的に関わるポジションであり、相手ボールホルダーに対する守備、セカンドボールの回収、自陣から組み立てる攻撃の中継、ペナルティーエリアを攻略するフィニッシュワークまで、あらゆるタスクを運動量豊富にこなす。

 

2節前の大分戦で野寄は「(後方と前線をつなぐ)リンクマンに欠けていた」と反省を語り、山形戦ではより冷静に振る舞った。右サイドで出た27.小澤亮太を活かしたり、背後に出ていけるFW陣の動きを逃さず供給したりと滅私で貢献。前半の立ち上がりには、オフサイドにはなったものの相手の背中を取った20.河野孝汰の動きに呼応してビッグチャンスを作る。それでも得点はセットプレーからのゴラッソにとどまった。

 

「良い形でペナルティーエリアまでは侵入できたが、シュートを打ち切れなかったという印象のほうが強い。僕自身としてもあと一つ足りないところがあると思いながらの試合だった。僕のアクションで相手サイドバックが引いていた分、もっとオザ(小澤)のスピードも生かせたと思うし、もっと攻撃に行く回数は増やしていかないといけない」

 

攻撃面で課題が出ているとはいえ、前線から相手を限定するハイプレスははまっている。レノファが勝利した千葉戦や悔し涙を呑んだ山形戦でも、相手はレノファのプレスを嫌ってシンプルに送り出す場面が見られ、特に前半は相手にサッカーをさせなかった。ただ、野寄は次のように話し、プレスに行ったあとにも目を向ける。

 

「プレスは良い意味ではまっていると思うが、逆に相手がロングボールを狙ってきているという感じもある。プレッシャーがはまっている分、相手はロングボールを蹴ってのセカンドボールの回収で勝負してきている。そこでマイボールにできるかどうかが勝負の分かれ目になっている」

 

今節も鳥栖は基本的にはボールを動かすチームだが、やはりプレスに行けば長いボールを蹴ってくるかもしれない。野寄は「プレッシャーに行かないと押し込まれてしまう。プレスを掛けつつも、集中して守っていかないといけない」と話し、臨機応変な対応を心掛ける。今日もまたどこにでも顔を出してボールに関わる野寄が、攻守でキーマンとなりそうだ。

 

「もちろん失点0で終わることは大事だが、前線は2失点しても3点を取りにいくような強い気持ちを持ってキックオフの瞬間から戦っていきたい。苦しい状況だが、責任を持ってプレーすることが自分たちの役割。一体感のあるゲームを続けていかないといけないし、鳥栖戦はこれまでの甘さを変えていく試合にしていく」

 

チームのためにやるべき役割を全うし、その上でレノファを勝たせるゴールも狙う。「レノファを落とすわけにはいかない」。背負う番号は今の役割にぴったりの8番。佐藤謙介や小野瀬康介、島屋八徳などの歴戦の勇士がつないできた信頼のナンバー8を背に、白星のみを追う10月最初のホームゲームに挑む。

選手コメント

自分たちディフェンス陣は守備の固いゲームにして、無失点で試合を進めていきたいです。サポーターの方々がホームで良い雰囲気を作ってくれていて、千葉戦で勝ち越せる試合ができたのもホーム戦だからこそだと思います。無失点で試合を進めながら、90分が終わった時に、1点でも多く取って勝てるゲームにしたいです。誕生日に勝ってサポーターと喜べることが一番で、そういう試合にしたいです。

 

鳥栖はFWだけじゃなくて、サイドもトップ下も得点源になる選手がいるので、どういう守備をするかが大事ですし、最後の最後まで一人一人が体を張ることが一番大事になると思います。山形戦もラインコントロールは全員でできていたと思いますが、個人のマークだったり、最後の最後で足が出なかったりというところでやられているので、鳥栖戦は突き詰めてやっていきたいと思います。

 

自分たちの前線の選手が前からプレッシャーに行ってくれている分、裏が空いてくるのは分かっていますが、前から行くことを継続することが相手にとっても嫌だと思います。プレッシャーは掛け続けたいと思います。ただ、(裏に走られそうな時に)一発勝負でオフサイドを仕掛けるということをしてしまうと、やられてしまう。前から行く分、自分たちも前から行きますが、周りにも味方がいるので、お互いにカバーして最終ラインで背後を取られることがないようにしたいです。

選手コメント

鳥栖は3バックのチームで、そこをどう打開するかを考えると、自分たちのウイングバックを起点にしたり、背後へ動いたりして、流動的に動きたいです。そうしてこその今のレノファの攻撃だと思いますので、前線4枚に関しては近い距離でやっていきたいと思います。中も外も一体となって、どちらもあるという攻撃で相手のゴールを脅かしていきたいです。

 

サイドで起点が作れたら相手の後ろの陣形は間延びするので、ランニングしたり、起点となったりすることは意識しています。前節はセンターバックがタイトに張り付いてきていましたが、(野寄和哉選手との連係でチャンスを作った立ち上がりは)うまくはがしながらゴール前に入っていくという狙い通りの攻撃はできました。ただ、プレーが切れたあとの隙はチーム全員が感じていますし、まだ改善できていないという危機感と責任を感じています。突き詰めて習慣化して状況に応じたプレー選択をやっていかないといけないです。自分たちの意識で変えられるところなので、際のところで優位に立ち、逆に自分たちが隙を突いていけるようなサッカーをしていきたいです。

 

ゴール前の試合を決定づける得点の部分、ゴールに関わっていくという部分は毎試合、常に思っているところです。チームとしては今はすごく難しい状況ですが、ホームで試合ができるアドバンテージもあるので、応援を背に、勝つ試合を見せたいと思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

サガン鳥栖 PICK UP PLAYER

酒井宣福選手(背番号15)

古巣対戦となるセンターFW

レノファ守備陣との対決に注目!

 

 

昨シーズンの後半戦をレノファでプレーした酒井宣福が鳥栖の注目選手だ。11月で33歳となる酒井は2021年にも鳥栖でプレーし、J1リーグ戦29試合で8得点を奪取している。翌年の名古屋への移籍以降はなかなか結果を出せていなかったが、レノファでの半年間で10試合2得点を挙げ、今年は再び鳥栖に復帰した。

 

今季中盤戦までは試合出場が限定的だったが、尻上がりに調子を上げており、8月23日の水戸戦で後半アディショナルタイムにセットプレーの流れからシュートをしずめ、鳥栖復帰後の初得点をマーク。信頼を得た酒井はその後は先発出場を増やし、2節前の熊本戦では右からのクロスに合わせたヘディングシュートでゴールネットを揺らした。相手DFにマークされていたが、それでも頭を振れるフィジカルの強さを見せつけるゴールとなり、改めてその存在感の大きさを示した。

 

そうしたシュートもレノファにとっては脅威となるものの、酒井は前線で起点になれる選手でもあり、鳥栖は時間によっては酒井に長いボールを当てる攻撃もしてくるだろう。酒井と直接マッチアップすることになる4.松田佳大や5.喜岡佳太は起点を作らせないように厳しく守らないといけない。それと併せて酒井にボールを当てたあとのセカンドボール対応も重要になる。調子を上げている元レノファの選手との対戦は楽しみであると同時に、絶対に負けられない攻防になりそうだ。

INFORMATION

10/5 HOMEGAME

10 月ホームゲームチケット発売中

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