レノファ山口FC

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長門市

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PREVIEW

真夏の夜を彩る「全力12,000人プロジェクト」の熱戦!

攻撃陣のアクションやセットプレーの攻防に注目!

 

J2リーグで唯一、8月11日の月曜日に行われる試合だ。「全力12,000人プロジェクト」の実施日でもあるこの日は、2016年に制定された「山の日」の祝日。我らがホームの維新みらいふスタジアムで、山口県と山梨県をホームタウンとする2チームが勝点3の頂に向けて力を競い合う。

 

レノファ山口FCとヴァンフォーレ甲府の前回対戦は半年前の開幕戦で、スコアは0-1だった。レノファとしてはチャンスを作るも決めきれず、悔しさが残る試合となった。それだけに今節は雪辱を果たすべく、ホームの大声援とともに一丸となって甲府ゴールに迫りたい。

 

ポイントになるのが前線の4人の動きだ。レノファは前線の形が2トップ2シャドーという組み合わせとなっている。前節・藤枝戦のスタートポジションで言えば、2トップが31.草野侑己と45.山本桜大、少し下のシャドーが8.野寄和哉と17.田邉光平だった。草野と山本桜は貪欲にゴールを狙い、実際に山本桜は2得点を奪取。シャドーの2枚はシュートに至る直前のプレーに関わってチャンスメークした。

 

特にシャドーは良い攻撃を作るための重要なポジションになっている。藤枝戦では野寄が草野にラストパスを通したり、右サイドを上がる55.岡庭愁人にボールを振ったりしてチャンスシーンに厚みを持たせた。逆に田邉はバランスを取る動きが多くなったが、「近くに人がいる形なので、もっと関係性を深めていきたい」と語り、野寄と同じように攻撃でアクセントを付けようと精度を磨く。

 

甲府戦で4枚がとりわけ重要になるのは、相手が5バック気味の堅牢なブロックを敷くためだ。前線4人の動きが小さいとブロックの外側でボールを回すだけになってしまい、単調なサッカーになってしまう。この状態を避ける必要があり、前線は相手守備を動かすためのアクションを意識して今週の練習に取り組んできた。それは上で名前を挙げた選手だけではなく、ベンチスタートに回ることが多い選手も同様だ。藤枝戦で久しぶりに途中出場し、今週33歳の誕生日を迎えたばかりの13.宮吉拓実はこう語る。

「相手も守備は体を張って守ってくるので、そこをこじ開けていかないと勝点3は取れない。個人で打開するところも大事ですが、周りのみんなと同じイメージを共有できるようにやっていきたいです。後押ししてくれるサポーターのためにも、ホームで勝点3を取れるようにしっかり準備していきます」

 

今節は夏休み真っ只中の試合でサッカー好きな子どもたちも多く観戦に来るだろう。子どもも、大人も、積極果敢にゴールを狙う2トップの動きにワクワクするものを感じられると思うが、うまく動いて相手守備を崩そうとする2シャドーの動きを追って見てみるのも面白いかもしれない。サッカーの攻撃を作る醍醐味を感じ取れる試合になるはずだ。

 

警戒したいのは甲府のセットプレーだ。甲府はセットプレーからの得点が多いチームでもあり、ディフェンスの中心選手の一人、5.喜岡佳太は次のように話す。

「相手はセットプレーに強い選手が多いという印象はありますし、自分たちはセットプレーからの守備が課題でもあります。ただ最近は(セットプレーからのピンチが)減らせてきていると思います。そこはポジティブな部分ですが、もう一回引き締めてやっていきたいです」

 

甲府は右のコーナーキックの際に左利きの小林岩魚(背番号6)をキッカーとするなど、ゴールに向かう軌道を採ることが多いが、キッカーによってボールの質が変わることには注意しておきたい。ただ、中央で合わせる長身選手は187cmの孫大河(同3)やエドゥアルド マンシャ(同40)などに限られる。確かに脅威ではあるが、レノファはゾーンを守りながらも、危険な選手を確実に抑えることができればピンチをはねのけられそうだ。

 

試合を通して言えば、今節は藤枝戦に比べればレノファがボールを持てる展開になる。それをゴールに結びつけるには、前線のアクションと、そこに届けるボールの質が物を言う。2試合連続得点が懸かる45.山本桜大、移籍後初ゴールを目指す31.草野侑己や98.アレフ フィルミーノの一撃に期待大。そして、復活の20.河野孝汰がホームで力を示す試合にもなる!

 

レノファらしい厚くて熱い攻撃でゴールを目指す真夏のナイトゲームだ。レノファの全ての力を結集し、全力で勝点3の頂点へと登っていこう!

PICK UP PLAYER

7.三沢 直人選手

古巣を迎えるホーム戦

渇望の勝利へ、中盤から躍動

 

コンディション面から試合を離れていた7.三沢直人が7月5日の札幌戦で復帰し、前節の藤枝戦も途中からゲームに入った。相手にボールを持たれる難しい時間帯ながら、攻撃のリズムを上げるべく奮闘。しかし試合は2-2のドローに終わり、三沢にはもちろん満足という表情はなかった。

 

「同点だったので点を取ることもそうですし、もう少し自分の中ではセカンドボールも拾えればと思う試合でした」

 

そう悔やんだ三沢は今、3枚の逆三角形で構成する中盤を担う。求められる役割は彼自身のストロングポイントに重なるゲームコントロールだ。味方のボールロストを回避するポジショニング、タイミングを逸することのないラストパス、アイデアを具現化する精度の高いプレースキックなど、あらゆる場面に三沢の色が出る。近い距離の味方を使いながらゴール前に顔を出したりもする。

 

「つなぐということが戦術というわけでもないですが、だからといって蹴りすぎて自分たちのボールにできない時間帯が続くのもきつくなると思います。そこのバランスはうまく取れるようにしたい。チャンスがあれば前に差し込むということも言われているので、連係や前線の動き出しを見ながら前線に当ててあげるようにはしたいです」

 

従来の4-4-2のフォーメーションに比べると中盤が前を向ける機会は増えていて、三沢が話すように得点直結のプレーにも注力しやすくなっている。FWに直接ボールを届けるという選択肢の優先度自体も上がっている。特に今節の相手は堅牢なディフェンスを誇る古巣・甲府だ。針穴を通すパスが求められ、精度への期待は必然的に高まる。

 

「結構ボールを大事にしてくるチームだし、先制すると引いてくると思う。そういう展開になると面倒になるので、先制点は大事になる。(レノファは)やっとセットプレーも実ってきて、良い感じになってきていると思います。割とチャンスは作れているので、今度はもっと決められるようにしていきたいです」

 

古巣戦への意気込みをそう語る三沢だったが、「前期も負けていて絶対に勝ちたい相手ですが、自分の中ではまずはピッチに立つことが大事です」とも話す。アンカーは29.輪笠祐士が先発するほか、中盤は既存戦力と競合する。ポジションは指定席ではない。現状を受け入れた上で、18人や11人に選ばれるよう愚直にサッカーに向き合う日々だ。

 

ただ、甲府戦のあとも中4日で試合がやってくる連戦となる。三沢の地力を求めて、指揮官が彼の名を呼ぶ瞬間は必ず出てくるだろう。ピッチを司る7番に、『このホーム2連戦をどういう試合にしたいか?』と凡庸に問いかけると、ゴールへの道が見えた瞬間のように眼光鋭く、こう言い切った。

 

「どういう試合というより、勝たなくちゃいけない。どんな試合というようなことは言ってられない。勝つだけ。勝つだけです」

 

頼もしい言葉を今日は光あふれるピッチの中で実行に移す。中盤を支配し、ゲームを動かす司令塔が、真夏のみらスタに勝利の花火を上げてみせる。

選手コメント

自分個人としても結果というところは本当に求めているので、その部分では(藤枝戦は)もったいないところが多い試合だったと思います。チームとしては良い形で得点できたのは良かったですが、やはり勝ちが必要です。まずはチームが勝つことが全てなので、そこにつなげられなかったことには悔しい気持ちがあります。

 

今のポジションだと自分のタッチ回数が増えれば攻撃の厚みも出てくると思いますし、ゴールも近づいてくると思いながらプレーしています。やはり(ボランチに比べて)一列前になったことで、結果のところがより求められてくるので、本当に得点に直結するプレーはどんどん出していきたいと思います。練習を積み重ねてきて新加入の前線の選手たちの特徴も分かってきているので、コミュニケーションを取りながら良い関係でやっていければと思います。

 

甲府は堅いイメージがあるので、先に1点を取れれば大きいです。相手もあることですが、自分たちのところにベクトルを向けて、何としても勝ちを持ってこられるようにしたいです。今回のホーム戦に向けていろいろな活動もしていて、たくさんのお客さんに足を運んでもらえると思います。それを勝利で応えて、もっともっと上に上がっていけるようなホームの2連戦にしていきたいです。

選手コメント

藤枝戦は山本桜大がフリーマンのように自由に動けていて、僕はディフェンスラインを止めるというか、背後への駆け引きをしながらやるという位置を取り続けました。実際にボールに関与できた回数は少なかったですが、チームとしては必要な役割だったと思います。

 

岡庭(愁人)選手は良いクロスがありますし、練習からも常に話はしています。藤枝戦でオフサイドにはなりましたが、クロスに自分自身が良いタイミングで動き出し、ニアで潰れることで桜大が空くという場面もありました。こういうところは、ニアで潰れるからファーが空くというイメージではなくて、やはりニアに走って自分自身も点を取りに行くということが大事です。それで触れなくてもファーに選手がいるからチャンスがつながるというのが理想です。ニアでもファーでもというところは増やしていきたいです。

 

甲府はセンターサークルくらいから構えてくるので、自分たちも前線の4枚のコンビネーションも大事になると思います。オーソドックスですが、誰かが背後に走り、誰かが足元で受けに来る。そういったものを流動的にやることが必要です。まだゴールという形で勝利に貢献できていないですし、数字を残せていないという現状があるので、そこにはこだわってやっていきたいですが、まず一番はチームが勝つことです。結果を出しながらチームの勝利に貢献できるようにやっていきたいです。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

ヴァンフォーレ甲府 PICK UP PLAYER

鳥海芳樹選手(背番号10)

開幕戦で決勝点

前線でのクオリティーに警戒必須

 

レノファと対戦した開幕戦で決勝点を挙げた鳥海芳樹が甲府の注目選手だ。甲府で5年目を迎えるアタッキングサードの職人は、今季のオープニングマッチでマテウス レイリアとの連係からゴールをしずめ、中心選手としての存在感を示した。甲府は現在も3-4-2-1のフォーメーションを採用しており、鳥海はトップ下が持ち場。FWや両ウイングバックを活かすことも求められるポジションだが、ゴールの香りがすれば脚を躊躇なく振る。

 

どこにでも顔を出す鳥海には一層の注意を払わないといけない。開幕戦のフィニッシュワークはレイリアとのコンビネーションの成果だが、その直前にあったスローインから鳥海は隙を逃していなかった。山形と対戦した前節も試合展開こそ劣勢ながら、54分にはカウンター攻撃で敵陣をドリブル突破。一気にゴール前まで侵入した鳥海は相手守備陣に囲まれながらも右足でネットを揺らした。

 

鳥海がプレーするゾーンは、レノファがケアをしたいボランチの脇のスペースと重なる。レノファとしては4.松田佳大などセンターバック陣が前に出て対応したり、中盤がプレスバックして動きを抑制したりする必要がある。すなわち古巣対戦の7.三沢直人とのマッチアップも十分に考えられる。鳥海周辺の攻防が熱くなるのは必至で、両チームを引っ張る選手たちの火花散るバトルからも目が離せない。

レノファニスタ